大腸がんの治療は、大腸がんの部分を切除するのが一般的です。
その大腸がん切除の方法としては、がんの直径が2cmくらいまでの場合は、内視鏡による切除の方法があります。
これは、大腸ポリープを切除する時と同じ方法です。
開腹して行う治療とは違い、体への負担は軽いものです。
内視鏡による治療におけるリスクとしては、まれに出血を起こすことがあります。
また、大腸の壁に孔が開くことなどもあります。
これらのことが起きた場合、症状が悪化する場合は、手術が行われることもあります。
内視鏡による治療ができない大腸がんの場合は、手術が行われます。
方法としては、数か所に小さい孔を開けて腹腔鏡という手術器具を挿入して行います。
傷後も小さいので術後の痛みも軽くなり、回復も早いです。
そのため、入院期間も短く済みます。
ただし、手術にかかる時間としては、回復手術よりもかかります。
腹腔鏡手術は、設備や技術も必要となるので行える医療機関は限られています。
大腸がんでも直腸と結腸などがんのある場所によっても切除の仕方が違います。
●直腸の場合
膀胱、子宮、卵巣、前立腺などの臓器や、排尿、排便機能や性機能などを担う自律神経がたくさんある部分です。
これら臓器や神経を傷つけてしまうと後遺症を引き起こしてしまうこともあるので、注意しなければなりません。
できるだけ、肛門を残して生活を維持できる方法が検討されます。
●直腸の場合
大腸とリンパ節と血管を切除します。
大腸を20cmくらい切除する分には、特に体への影響はありません。